レーシック手術までの流れ

レーシックの事前検査〜手術〜アフターケアまでの流れを紹介。
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レーシック手術までの流れ

レーシック手術には様々な検査やインフォームドコンセントを受けてはじめて受けることができる手術です。手術を受ける前の事前検査〜手術までの流れを紹介します。

 

 

事前検査
レーシック手術前には検査を必ず受けます。検査によりレーシックを受けることができるのかを判断します。手術を受けるに当っては視力や現状の目の状態を測る総合的な検査と、全身の健康状態をチェックします。

 

コンタクトレンズの着用中止
コンタクトレンズを使用している方は、検査の前に装着を中止します。コンタクトレンズを使用している人は、角膜表面の歪みが検査結果に大きな誤差を生じさせる可能性があるため、目を正常な状態に戻すためにも、下記の日数は着用を中止します。

 

インフォームドコンセント
検査をもとに手術のメリットだけではなくデメリットの説明をします。具体的には手術の内容や手術後の視力、合併症の可能性など患者に起こりうる状況全てを適切に説明します。 手術を断念することもあるかもしれませんが、自身にとってレーシックが本当に必要かを判断する機会を再度確認しましょう。

 

 

レーシック手術の手順

 

1.点眼麻酔
目薬をさすように麻酔を点眼します。

 

2.洗眼・消毒
看護師が眼の周囲を消毒、殺菌し手術台の上に寝かされます。頭が動かないよう固定されます。その後、まつ毛が邪魔にならないよう滅菌されたシートで眼の周囲を覆います。

 

3.開瞼(かいけん)
開瞼器という、眼を大きく開けて閉じるのを防ぐ器具を装着します。開瞼器を眼のふちに掛けて、四方から眼球を露出するように引っ張ります。

 

4.マーキング
角膜にマーキングをします。これは作成したフラップを元に戻すときに正しい位置に戻っているか確認するためのものです。

 

5.角膜を吸引
角膜の上に、マイクロケラトームが設置された角膜を吸引するリングを乗せます。吸引が正常に行われてたかどうか眼圧計で確認します。

 

6.フラップの作成(1)
マイクロケラトームを使用してフラップを作成します。片眼数秒で終了します。

 

7.フラップの作成(2)
角膜の周囲に吸着スポンジを乗せます。金属の棒(スパーテル)をフラップの下に挿入してめくるように反転させ、吸着スポンジの上に乗せます。スポンジは、フラップが乾燥しないように水分が含まれています。

 

8.エキシマレーザー照射の準備
レーザーを正確に照射するために、頭の位置を確認して固視灯の光をじっと見つめます。 続いて、むきだしになっている角膜実質層の水分を、マイクロスポンジで吸引して準備完了です。

 

9.エキシマレーザーの照射
エキシマレーザーを照射して、角膜実質層を精密に削っていきます。 照射時間は屈折度数の矯正量により個人差がありますが、片眼約30秒〜2分で終了します。 この間患者はずっと固視灯の光を見ているだけです。レーザー光線も波長が短いので、実際は目に見えません。

 

10.フラップを元に戻す
照射した角膜実質層やフラップの内側に異物が残らないよう洗浄します。そして、吸着スポンジの上にあるめくったフラップを、再びスパーテルで「4. マーキング」を確認しながら元の位置に戻します。 吸着スポンジを外し、マイクロスポンジでフラップのしわを伸ばします。その後フラップが接着するまで約2〜3分待ちます。

 

11.開瞼器の除去
フラップが接着したら開瞼器を外します。2、3度まばたきをしてフラップが安定したか確認し、その後抗生剤やステロイド剤の点眼をしてレーシック手術は終了です。

 

1.〜11. まで10分ほどなので、両眼の場合すべて終了するまで約20分かかります。

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